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生前整理

敬愛倶楽部の生前整理

生前整理について

人が亡くなったときに、遺された家族が遺品を片付ける「遺品整理」という言葉があります。これに対し「生前整理」は元気なうちに、身辺をある程度片付けておくことをいいます。
時間的にも体力的にも余裕があるうちに、亡くなった後のことを考えて行うのが生前整理であり、近年は高齢者だけでなく、20代や30代といった若い世代で行う方もいるようです。
老いる前に身辺の整理する場合は「老前整理」とも呼ばれ、事故や災害によって急に命を落とす可能性は、誰しもゼロではないので、亡くなった後のことを考えて身の回りを整えておくのに「早い、遅い」はないといえます。

●生前整理は遺される家族のため

生前整理を行う大きな目的は、亡くなった後、家族に苦労をかけないためです。何の準備もなく亡くなった方の遺品を整理するのは、想像以上に大変なことです。
特に最近は、独り暮らしの高齢者が増えており、生前の膨大な遺品の山を片付けるのは肉体的にも精神的にも負担が大きいといいます。
実際、遺品整理に携わったことのある人は口を揃えて、「二度とやりたくない」というほどです。
たとえ独り暮らしでなくても、残された家族にこうした苦労をかけないため、物を減らしたり、亡くなった後の物の行先を決めておいたりする生前整理は大切なのです。


●実は自分のためにもなる

生前整理を行うことは、家族だけでなく自分自身のためにもなります。なぜなら、生前整理は自分の人生を棚卸して、本当に必要なものだけにシンプル化することでもあるからです。
物だけでなく、もつれた人間関係やお金、時間などの問題を片付け、本当に必要なものだけで暮らすことができれば、今をより良く生きることができるはずです。
若い世代にも生前整理が広まっているのは、こうした理由もあると考えられます。

生前整理の進め方

生前整理で主に手をつけるのは、「財産」と「物」です。まずは、何をどのくらい持っているのかを把握するところから始めましょう。

財産目録を作る。

財産とは、現金や預貯金のほか、家や土地、車、有価証券、宝石や骨董品などのことです。財産については、何を持っているのかを把握した上で、財産目録を作ることをおすすめします。
人が亡くなった後には相続が起こり、遺族は相続財産を分けることになりますが、財産がどれだけあるのかを調べるのに時間がかかるので、あらかじめ目録を作っておいてあげると、遺族がその手間を省くことができます。
また、財産を早めに把握しておけば、相続税の対策を行うことも可能になります。場合によっては生前贈与などで税金対策をすることができるので、目録を作ったら弁護士や税理士などの専門家に相談してみてもいいでしょう。
円滑に相続ができるようにその分野の専門家がサポートいたします。

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